司法書士の矢田真生子です。司法書士になる前から、渋谷で英語のスクールを経営しています。
司法書士の研修は、実務研修を中心に色々とあるのですが、先日「開業について」の研修があり、とても有難い機会だと思って参加しました。
開業後10年から15年くらいの先生方が、これから開業する人、最近開業した人からの質問に答えながら、開業についてのあんなことこんなことを話してくれる研修でした。
質問の中に「いつ頃軌道に乗ったと感じましたか」というのがあったのですが、その質問に対する回答が、売上とかお客様の人数ではなかったのです。
「リピーターのお客様が来てくださった時」、「役所から、これはアナタにしか頼めない」と言われた時、とおっしゃっていました。
お~、と思い、感動しました。
金じゃない。
でも、確かにそうです。
社会は複雑です。その複雑な構造の中の小さな部品の一つになれた時、「これからもやっていける」と思います。
集客の専門家だとかコンサルだとかは、薄いし、浅い。「売上」と「人数」の話ばっかり。そんなことはどうでもいいし、そんなことを追い求めていると永遠に不安です。
「これからもやっていける」と思う瞬間、その瞬間が来るのか、来ないのか、わかりませんが、まずはそこに達しないことには、いくら売上があろうが、初年度年商〇〇だ!と自慢しようが、実は本人は超不安です。
不安だから、自慢するのかもしれません。
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