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特別研修の思い出

SLC司法書士事務所のお知らせ コラム

SLCの矢田です。

司法書士が簡易裁判所で訴訟代理業務を行うためには、100時間研修と呼ばれる「特別研修」を受講し、その後認定試験に合格しなければなりません。

この特別研修を、2023年5月から7月にかけて受講しました。

遅刻や欠席をしたらもう終わり・・・という研修なので、毎日時間を勘違いしていないか、カレンダーを見つめながら過ごす緊張感がありました。

司法書士試験では民事訴訟法などの民事手続き法はマイナー科目と言われ、あまりじっくり時間をかけて勉強することはないので、分かったような分からんような・・・という状態になってしまいがちです。

特に私は受験において民事手続法が苦手だったのですが、今回この研修を受けたことで、ようやく「そういうことか」と納得できた条文や制度などがありました。

それから、模擬裁判を経験し、裁判が本当に大変なことなんだと痛感しました。

数十万、数百万の争いで代理人をつけると、たとえ裁判で勝ったとしても、金銭的にはダメージです。

争いになって裁判になるというのは、できれば避けたいことで、そうならないよう予防することが、やはりとても大事であると、裁判の勉強をして、裁判を避けることの重要性を実感しました。

ちゃんと契約書を書面で作る、印鑑を勝手に使われないよう保管する、等々のことはもちろんですが、これまで渋谷で小さな商売をしてきた私が思うに、何よりも大事なものは「信用」です。

ガチガチに契約で武装しないと生きていけない商売の世界は、持続不可能です。

怪しい人とは付き合わない。口約束で何の問題もない。身近にそういう関係が築けると、やっと自由に街を泳げる商売人になれる、というイメージです。

基本的な予防と、それに加えて地域密着、信用、オープン、持ちつ持たれつ、こういった姿勢を日々追及することで、安全安心、そして楽なお仕事環境が作れると、私は思います。

少々、裁判業務と話はずれてしまいましたが、現実は「未然に防ぐ」の連続で、争いになった時点で既に「時遅し」であると、小さな事業主として日々思うなあという、話です。

 

SLC矢田

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