司法書士の矢田真生子です。司法書士になる前から自営業者です。
向くタイプですが、まず、「働き者」であることは必須条件です。
起業してから1年から3年、長いと5年間ぐらいは、1分も休みなく、1日も休みなく、働くことになるでしょう。
でもそれも人生の一時期で、後でちゃんと楽になります。それでも、ある一定期間死ぬほど働くことが出来る人は、やっぱり生まれ持っての「働き者」でしょう。
次に、「観察力」が必要です。近所の店や会社、自分がよく利用するサービスを無意識に観察して分析して、長く続いているサービス、常連客で賑わっている商売の、「共通項」を見つけ出すのが楽しめる人が向いています。
成功例は様々ですが、全てに共通する「共通項」はありますからね。それに、試験勉強とは違い、本もないし、先生もいないし、自分で法則を発見しなくちゃなりませんので、観察眼が必要なのです。
最後に、「粘り」と「執念」です。なんせ、色々あります。騙されたり、盗まれたり、脅されたり、そういう怖い目にも遭いますし、単純にお客様が来てくれない、集客できないという辛さもあります。
普通の人なら諦めてしまうような局面でも「なにくそ!」と頑張って、執念で乗り越える人が向いています。雑草ちっくなしぶとい性格が求められます。
で、上記3つは最低限の必須条件で、私が一番大事だと思うのは、資本主義の隙間を見つける能力です。
「弱肉強食だ~!」「金だ~!」って戦っても、負けます。
大資本の大企業に、でっかいバックのついている人に、一瞬で負けます。
成功法則とか好きで、ビジネス本の熱心な読者だったりする人が小規模起業をすると、資本主義に洗脳されているので見事に失敗します。
そうじゃなくて、「あれ?地球上くまなく資本主義じゃなくね?」「東京だってくまなく資本主義じゃなくね?」って気が付くことが、めちゃくちゃ重要です。強くもないのに強い者が勝つ土俵で戦っちゃダメです。
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