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起業について⑨「商品に加工しなくちゃ」

司法書士矢田真生子のお役立ちコラム コラム

司法書士の矢田真生子です。渋谷でTOEIC対策スクールを立ち上げ約10年、なんとかやってきています。

お客様にものやサービスを買っていただけるのはなぜか。
お客様自身でそれを作ることが出来ない、もしくは頑張れば作れるとしても、とても難しい、しんどい、めんどくさいからです。

ですので、お客様からいただいたお金で、別のサービスや商品を買って、そのまま渡しちゃいけないんです。「加工」という難しくてめんどくさくて毎日専門的に頑張っていないと出来ない仕事をしなくちゃいけない。それをするから、お代をいただき、毎日そのことに集中させてもらえているんじゃないですか。

なのに、国や都は、よくやってくれます。税金を「公共サービス」や「福祉」というものに「加工」するのではなく、税金をなんとか券にして返してくれたり、なんとかイベントにして返してくれたり。プロジェクト・マッピングにして返してくれたり。
国や都むかつく~!と言いつつ、若干ですが、気持ちはわかるというか、事業主もあるあるだなと、自戒を込めて思うのです。

国や都は公共サービスや福祉のプロなんだから、市民が出来ない公共サービスを一生懸命作って維持して守ってほしい。災害に対して備えてほしい。
そして事業主は、お客様が出来ない商品作りと商品の質の向上に努めなくちゃいけないんです。でないとお金をいただけません。

なのに、なのに、お客様との交流の機会を持とうとか、もっとお客様とコミュニケーションしようとか、要は本音はお客様に機嫌よくなってもらうために、交流パーティーを開こう!費用はこちら持ちです!とかやりがちです。
費用はこちら持ち?
それってお客様が払ったお金なのに、おかしな話です。

その他には、商品券を渡してみたり、割引をしてみたり。それも原資はお客様が払っています。

商品だって、例えばスクールだと、どこかでなんとかっていう講師が評判の良い講義をしたと聞きつけ、その講師を連れてきて講座を開催してもらうとか。それって、どこかで商品を買って、そのままお渡ししているだけです。

何かを右から左に流すんじゃなくて、「加工」です。「加工」しなくちゃいけません。「加工」するからお金をいただけるんです。これはもう口を酸っぱくして言わなくちゃ。

「加工」しないのなら、一体お前は何のためにいるのだ?と、もはや謎なのですが、このもはや謎を「事業だ」「ビジネスだ」と思っている人がいる。いるので、書いてみました。

「加工」は難しい仕事ですけど、「加工」と「集客」が自力で出来るようになった時、一旦ゴールみたいな、商売を作り上げたみたいな、地点に立てます。

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