司法書士の矢田真生子です。渋谷で英語のスクール経営もしています。
昨日の続きです。上位2割に入れず、誰にも気が付いてもらえないまま諦めて閉めてしまう8割の例。
この例を研究する人なんていないんです。だって、見つけられないから終わってしまうので、見えないんだから研究なんてしようがない。
起業コンサルだとか、ビジネスを勉強しましただとか、そんな人が起業したての下位8割に位置している人に、「差別化」とか上位2割での話をしているのは、もはやコントです。
で、私がたまたま見つけた、気が付かれずに終わってしまった3つの例をご紹介します。どうして私が気が付いたのかというと、「近くで」「知っている人が」「同じ業種で」起業したからです。このくらいの条件が揃わないと、気が付きません。
1つ目は、TOEIC対策は一切やらない英語の学校。効果測定は独自に開発したテストで行います。受講料は年間で約300万円。(高い!)
2つ目は、TOEIC対策のマンツーマン授業を提供。スクールの名前も、〇〇TOEICスクール。だけど3か月後に英検対策の講座の募集が始まりました。誰も来ず、終わった。
3つ目は、今までにない、アクティブラーニングの集団授業のスクールです。
全部、典型的な良くない例ですね。1つ目は「独自」がよくない。「いいからTOEIC対策をしなさい」です。独自のテストを世の中に普及させられるのか。1人で作ったそのテスト、大丈夫なのか。で結局TOEICスコアに換算するとどうのこうのってなるんじゃないか。その換算方法は正確なのか?になって、不便です。そして高い。
2つ目は、「変えるな!」です。1つのことに集中しなくちゃなりません。
3つ目も1つ目と似ていますが、「自分で新しい分野を作るな!」です。お客様はあてをつけて探しています。「ここらにアクティブラーニングのスクールあるかな」ってあてをつけるお客様はいません。
大体こんな感じで、なくなってしまいます。
とにかく、「今ある分野」に乗っかる。そして1つに絞る。お客様が来なくてもTOEICと決めたらTOEIC。英検にしてみたら来るかな?ってのはない。絞ってそして、お客様が来るまで我慢しなくちゃなりません。
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