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起業について⑰「ブームに乗ることについて」

司法書士矢田真生子のお役立ちコラム コラム

司法書士の矢田真生子です。渋谷で英語のスクールを経営しています。

今起こっているそのブームは、金で作ったブームなのか?それとも自然発生なのか?

テレビで扱っていたら、そりゃあもちろん、金で作ったブームです。莫大な金です。ローンを組んでマイホームを買ったら幸せになる気がするのも、金で作られた気分です。ディズニーランドに行きたくなるのも、フードの祭りに行って発泡スチロールの容器に入った食べ物を食べたくなるのも、全部金で作ったブームです。

流行ってるから自分もやってみたのに、全然人が来ない。。。

当たり前です!!

英語のスクール業界でも、「コーチング」のブームがありました。

授業をするのではなくて、コーチというかコンサルというか、そういうのがついて、この問題集をしろとか今日はいくつ単語を覚えろとか、学習計画を立ててやらせるっているサービスです。

とても高額で、1カ月30万円ぐらいかかります。ライザップも「ライザップイングリッシュ」という、この手のサービスを展開していました。CMや電車内の広告等、莫大な広告費をぶっこんだと思われます。

文法や構文を教えてもらうわけじゃなく、授業を受けるのではなく、参考書や問題集を指定してもらって、言われた通りにやる、さぼらないように監視してもらう、というサービスが「初」。

習い事に月に30万円かかるなんてのが「初」。

こういう「初」を世に出すためには、巨額の宣伝広告費が必要で、直接的な宣伝だけじゃなく、個人が書いた風に見える記事でさえ、金をかけてネットの中に散らばされています。

「すげえ、おいしい商売だ!」と真似する人が続出でしたが、だから、アナタ、莫大な広告費を払いましたか?

真似した人達は、「誰にも見つけてもらえない8割」について以前に書きましたが、この8割に属したまま、誰にも見つけてもらえないまま、閉店してしまいました。当たり前ですよ。

私に対して「今はコーチングですよ」とクソバイスをする人も現れました。
目の前に流れてきた情報を根拠に、「今は〇〇」って反応、ダサいです。

商売人たるもの、金で作った「動」と、自然の掟で起こる「動」の見極めが出来なければなりません。

自然の掟で起こる「動」が見えなければ、商売の神様が見えなければ、商売なんて出来ないのです。

目に見えないものが見えるようになる。資本主義世界から半歩出る。自然に起こる現象を感じられるようになる。そういうのが大事です。

あと、金で作った「動」は維持管理費用がとんでもないことになりますので、小さな商売人的には、大企業なんて全然羨ましくないですよ。
永遠にガソリンぶっこみ続けないと生きていけないでかい生命体、みたいなイメージです。
小さな商売は自然エネルギーで進みます。めちゃ楽です。だから、小さな商売をお勧めします。(ただし少々の才能が必要)

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