司法書士の矢田真生子です。渋谷で英語のスクールを経営しています。
今だけ、ここだけ、自分だけ、の努力は、未来の自分に何ももたらしません。
広告、割引、営業時間の延長、これらはその時限りの一発打ち上げ花火的な効果しかなく、こんなことを続けていたのでは、お金も身体も持たない。
ただ疲れるだけで、何も残りません。
そうではなく、今やっていることが残り、段々と同じ努力をしなくても、もっと省エネで同じ効果がでるようになる、そんな努力だけを、やり続けよう。
一回きりの打ち上げ花火のようなキャンペーンではなく、それにかかる時間とお金を、商品の質にだけ集中させれば、2年後3年後に口コミのお客様が増えてきます。
小さなことでもコツコツと。ほんの少しでも溜まり続けると、何年かすると、売り上げが安定するのはもちろん、労働時間が半分になったり、4分の1になったり、します。
溜まったものから更に成果が生まれるので、複利の効果が生じるのです。
時間はすごい。時間があるというのは、強いのです
時間が出来ると、考えるようになり、もっと商品の質を上げることが出来たり、別の商品を作ることが出来たり、別の事業を立ち上げることが出来たり、します。
私の場合は、時間が出来て司法書士試験の勉強ができ、合格しました。これも複利の効果で得たものです。
時間に余裕があることで、時間に追われているとつい放置してしまう問題やトラブルにも、対処できます。
時間がないとつい、「そう言ってるからそうなんだろな」と人の話を信じて騙されてしまいます。
鵜吞みにする前に、ちょっと他人に相談していたら、一度ググっていたら、そのひと手間で避けることが出来たはずなのに。
時は金なり。
お金をどんなに貯めこんでも、一度騙されればすっからかんです。
ところで、今、国や都や大企業がやっていることは、「打ち上げ花火」ですよ。
木を切り、海を埋め立て、街を壊し、公園を壊し、公共施設を減らし、基礎研究を疎かにし、美術品を適当に扱う。今は金にならないものが嫌いだから潰したいという心理。
そして、オリンピックやって、万博やって、各種ポイント制度、めんどくさい手続きしたら税金のキャッシュバックに、割引に。こういうのは、今すぐ金が動きます。が、どんどん足りなくなってくるので、大企業は真っ黒黒の資料しか見せてくれない入札で国の仕事を請け負い、税金から金を吸い取る。つまり、もう持たなくなってきているんですね。金が持たないんですよ。
めんどくさい手続きで金返すとか、商売的に絶対にやっちゃいけないことですよ。既存のものを生かさないのも、絶対にやっちゃいけないこと。商売的にやっちゃいけないことばっかやってるんです。
投資して老後に備えろと言ってる割に、自分達は複利の効果を分かっていない。
再開発も下手過ぎる。人の流れは作れない。せっかく今ある流れを生かせよ!
で、税金払っている国民としても、大企業で働く労働者としても、段々労働時間が短くなったり、同じ力で倍の成果が出せるようになってるか?なっていない。ずっとしんどい。
私達小さな商売人は、この真逆を行かなくちゃいけません。
国や企業がアホみたいに見えますよ。生きるのって、そんな苦しいもんじゃない。楽ですから。
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