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起業について㉑「真似るなら、完全コピーしてください」

司法書士矢田真生子のお役立ちコラム コラム

司法書士の矢田真生子です。渋谷で英語のスクールを経営しています。

右も左もわからない時は、「完全コピー」が大事です。

と思いましたので、スクールを開業した時には私もやりました。近くにいる自営業者を見て、見えるところを全部真似しました。

朝何を食べるとか、職場に行ってすぐやること、SNSの使い方などなど。

さすがに「何を食べるとか真似する意味ない」ってのは、自分でも十分自覚がありましたよ。
でも、自分勝手にエッセンスを抽出してはいけない。「完全コピー」することに意味があるので、教えてくれること、こちらから見えるところは全部真似をするように頑張ったのです。

けなげだ。

という私も、真似をされたこともあります。

少々関わったことのある人が、近くで「〇〇TOEICスクール」というのを開業しました。

「あ、なんか、おいしい仕事だと思われたんだ・・・」と、ビックリしました。

色々似てるなあと思ったんですが、数か月後に「〇〇TOEICスクール」という屋号なのに、英検対策のクラスの募集を始めました。

やるなら完全コピーしろ!

私は口を酸っぱくして「1つに絞ってその1つを徹底して続けろ!」って言ってるじゃないか。

言ってるのに、真似できないんですね。

だから、言っていることも言っていないことも、意味ありそうなことも、なさそうなことも、全部含めて「完全コピー」しないと、真似なんて出来ないんですよ。

ちなみに、「1つのことを徹底して続ける」というのは小さな商売の常識中の常識でありまして、「ランチェスター弱者の戦略」という有名な戦術なんだけど、それすら、真似出来ないんです。

最初は一体何が大事なのかわからないですからね。だから意味ないことまで含めて、徹底的に「完全コピー」をするのです。

その〇〇TOEICスクールは、もちろんすぐ閉校してしまいました。。

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