司法書士の矢田真生子です。渋谷で英語のスクールを経営しています。
事件は密室で起こります。
イジメ、DV、洗脳、パワハラも、密室で起こります。
以前に「ひよこ狩りコンサル」についての記事を書きましたが、ひよこ狩りも密室で起こります。
「悪い人が来ないように、鍵をかけよう」ではなく、「外から見えるようにドアを開けよう」なのです。(比喩ですよ。鍵を取っ払えとは言ってはおりません。)
悪い事が起きている時、被害者側が、ドアを閉じよう、隠れよう、騙されていることが見つからないようにしよう、いじめられていることが、お金を取られていることがばれないようにしよう、とすることがあります。
止めるには、第三者の目、第三者の介入が大事です。
内情が第三者から見えて、第三者が介入できるようにしておくことが「セキュリティ」です。鍵をかけることではないのです。(比喩)
通行人の目とか、お手洗いに行く時に常に事務所の前を通ってくれる隣のオフィスの人とか、どれだけ価値があるか!近隣のお店とは、挨拶するぐらいには、程よく緩く顔見知りでいましょう。親友になる必要なんてないですが、なんとなく知っている、立ち話ぐらいはする、この関係がプライスレスです。
釣銭の数万円が盗まれる心配よりは、騙される心配のほうをしたほうがいい。
具体的な対策として、私は人が出入りする店舗用のビルがお気に入りで、シェアオフィスなんて怖くて絶対に入居したくないんですが、まあ方法はなんでもよくて、なんとなくでも内情や、少なくとも雰囲気がが第三者に見えればいいわけです。
自分だって、何か悪い話に巻き込まれた時や、騙されかけている時、誰かに相談せずつい秘密にして、自力で解決しようとして、取り返しのつかない事態になってしまうかもしれない。自分を疑わないといけません。
自分が秘密にできない仕組み、常に第三者に見られている仕組み、それを自分で作ってしまうのです。
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