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起業について㉛「お客様の記憶のキャパに負荷をかけない」

司法書士矢田真生子のお役立ちコラム コラム

司法書士の矢田真生子です。渋谷で英語のスクールを経営しています。

スクールを開業する時に、ロゴを作りました。

私のスクールの生徒さん達は、有難いことにスクール名は覚えてくれていますが、ロゴは記憶していないでしょう。。。

人間はマークなんか覚えられないんだ!

ロゴやらキャラクターを覚えてもらえるって、よっぽどのことです。大企業のロゴとか、熊本県のくまもんとか、すごいです。しかし、小さな商売はロゴなんて覚えてもらえるわけがない。
ですので、なくてもいいです。

とにかく、他人様は私の商売のことなんかに、記憶力のキャパを使ってくれない。いや、使っていただいてはいけない、記憶のキャパに負担をかけない、という姿勢が大事。
そのためにも、名前なんて覚えていただいて恐縮です、「あの塾」でいいですから、という姿勢。ロゴをでっかく看板に貼りださない謙虚さ。看板には「TOEIC対策塾」とお客様が既に知っている単語を大きく書く。小さく隅に会社名。みたいな下から下から出る姿勢、です。

道を歩いていて、「歯科」とか「麺」とか、潔い看板、見事だなとみとれます。

この「名前とかロゴとか、覚えていただかなくて大丈夫です」という姿勢がないと、商品もややこしいことになり出すんです。何か特別な手順を求めたり、特別な表現をたくさん使って、お客様にめんどくさがられる商品になってしまうんです。

記憶のキャパに負担をかけず、「顔」とか「場所」とか「ビルの色」とか「商品名」で、さりげなく覚えてもらおう。そのほうが覚えてもらえます!

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