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起業について㉘「常連さんはいい人です」

司法書士矢田真生子のお役立ちコラム コラム

司法書士の矢田真生子です。渋谷で英語のスクールを経営しています。

スクールを始めて数年間、休みなしでした。最初はそうなってしまうこと、多いと思います。とにかくテナント料を払っていかなくちゃいけない、少しでも可能性があれば、少しでも長く開けて、少しでも売上を得る、そういう思考になってしまいます。

それじゃダメだと気づいてから、試行錯誤を重ね、今は休み休み、無理なくやっています。

開業して数年後から今まで、うちのスクールは、常連さんに支えられてきていて、コロナを生き残ったのも常連さんのお陰です。
そして、今思うとですね、マンパワーでむやみやたらに休みなしで営業するところに、常連さんって来てくれません。

事業主が不健康で、疲れていて、人間らしい生活をしていない、マンパワーで頑張ってる、けど長く開いてて便利で安いところ、申し訳なくて常連になれないです。

なぜなら、常連さんはいい人なんです。

常連さんは「相手に損をさせちゃいけない」って思ってくれているんです。適正価格で売って、ちゃんと休んでほしいって思ってくださっているんです。

営業時間が長く、必死にマンパワーで頑張る商売をしちゃうと、「相手に損をさせることが、自分が得をすることだ」と思うお客様が来てしまいます。

最初は無理して頑張るしかなく、そこからどう脱却するかは難しいことではありますが、どこかで方向転換しなくちゃいけない。死を覚悟!みたいな覚悟が必要かもしれないくらいのことですが、変えないと続かない、と、今思います。

「損をさせちゃいけない」、この思考は超大事です。自分もこの思考どっぷりになって、この思考が当たり前の人とだけ付き合えば、続きます。

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