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起業について㊲「長時間働き過ぎは良くないです」

司法書士矢田真生子のお役立ちコラム コラム

司法書士の矢田真生子です。司法書士になる前から、渋谷で英語のスクールを経営しています。

スクールを開業して数年間は、休日なし1分も休みなし、の生活でした。

今は読まないですが、当初読んでいたビジネス本の類には「無休で働け」という意見もありました。やっぱりビジネス本は良くない。

今持てる力100%出してどうするんだ?危機が訪れた時、一切の余力ないと困る。今100%の力で働いているというのは、貯金ゼロと同じですよ。

何かあった時に使う余力を持つことは、さぼっていることではない。

リスク回避のためにも、働く時間は短ければ短いほど良いです。

そこで、どうやって労働時間を減らしていくか、
業種や個性によりそれぞれだと思いますが、私は仕事と生活を混ぜました。

普通に生活しながら、お問い合わせの電話やメールに対応することは可能です。出勤して電話やメールに待機しながら、本を読むことだって可能です。

イメージは、昔の、商店街の店番をしているおばあさんです。

奥の扉を開けたら茶の間、のイメージです。
奥の扉を開けたら茶の間、の家は持っていませんが、そのイメージで働くのです。

その他の工夫としては、「宣伝広告をない」ことです。これはすごく効きます。たとえ私のスクールのような小規模の塾であっても、ネット広告を打つとなると月に30万から80万ぐらいの予算をつけないと効果はありません。広告を打っているところは、それだけ余分に働いているということです。広告を打たなければ、80万円分働かなくていい、ということですから効果絶大です。

それに、広告で来てくださるお客様は「今すぐ客」です。「今すぐ客」が多いとお客様との間のトラブルが増え、仕事が増えます。広告を打たない集客法で「ゆっくり客」を待ちましょう。

「ゆっくり客」とは、毎日看板を見てくださっているお客様、時々サイトを訪れてくださるお客様です。今は必要としていないけれど、必要になった時に思い出して来てくださいます。
だから、実は看板ってすごく良いのです。

とにかく方法は色々ありますが、労働時間を減らすことがリスク回避であって、頑張りまくることが頑張っていることではない、という話でした。

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