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起業について㊽「寓話とか諺とかが教えてくれているのに」

司法書士矢田真生子のお役立ちコラム コラム

司法書士の矢田真生子です。司法書士になる前から、渋谷で英語のスクールを経営しています。

「金の卵を産むガチョウを殺す話」とか「ウサギとカメ」とか「蟻とキリギリス」とか、「待てば海路の日和あり」「急がば回れ」などなど、寓話や諺から、現代人は学んでいるのか?

そりゃもちろん学んでいるだろうと思っていたのですが、自分でスクールを経営し始めてから、色々な事があり、人は全然学ばないという大ショックな事実に向き合いました。

金の卵どころか、ただの卵を産んでも、生産者は殺され、変なコンサル様は貢がれる、そういう世の中なんだ・・・というショック。

生産者であるガチョウは、毎日1個しか卵を産めないし、毎日最高の卵を産めるわけでもない。なのに人間は、「たくさん産め」「毎日最高の卵を産め」と思っていて、その期待に応えられないと、ガチョウは憎まれるんです。

アホか?。

で、どうすればガチョウが毎日たくさん最高の卵を産むかのウンチクを垂れているコンサル様に、人間どもは必死で貢ぐのです。

アホ過ぎる。

一体人間は寓話や諺から何を学んできたのか?

ガチョウを憎んで殺してしまって、ポッカーン。

小さな商売は、1日1個を2個にしようとか3個にしようとか考えずに、ガチョウのペースで商売を回すのです。そうすれば、1日に8時間も働く必要はない。コンサル代も要らない。

ガチョウを殺しておいて、なにやら専門用語っぽいカタカナ言葉を繰り広げ、なにやら高尚な事をやってる風に事業って難しい、う~んう~んと、頭を突き合わせて戦略会議とやらをやっているのは、コントだ。

でも所詮人間なんてそんなもんなので、私は自分のガチョウを殺されないように、そして自分もガチョウの一種なので、人間に見つからないように、ガチョウだとバレないように生きる、そんな感覚も小さな商売には必要です。現代の都会では。

ガチョウの話から学ぶべきことは「1日に1個しか産まない」ということで、「金の卵」かどうかは別に問題じゃない。「1日に1個しか産まない」ことを忘れてはいけません。これがむちゃくちゃ大事です。

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