司法書士の矢田真生子です。司法書士になる前から、渋谷で英語のスクールを経営しています。
先日「塾講師辞めて塾開いたら失敗する」という話を書きました。
同じ業種だと空気が読めてしまいます。「こういうもの」という空気。
空気を読んでしまったら「そういうもの」しか出来ません。
読まないために、業種を少しずらすのです。
私のスクールは私と夫で運営していますが、どちらもTOEIC対策をしたことがなかった。
教えたことない、習ったことない、だった。
夫は大学受験予備校で英語を教えていましたけど、TOEICってなんすか?それ?
何も知らなかった。
私は英語のスクールは大好きで、英会話や読解やら、とにかくスクールには通いまくっていたけど、英語の勉強が好き過ぎてTOEIC対策をしなくても点は出るので、対策スクールに行ったことはなかった。
そして、TOEICをやると決めたからには、夫は受験ですよ。受験して研究。まあ、何も知らずにピュアな気持ちで受験するんで、いちいち驚くこと驚くこと。「タタタ、タイトルに、メールのタイトルに答があるよ!」とか「3つの、3つの文書、3つ目、2年後やで。時間が変わってるよ。」(TOEIC詳しい人じゃないと分からない話)いちいち驚くので、わらけました。
初受験の後の感想は、「この人達(TOEICの登場人物達)家に帰ってるのかな?」(受けたことないと分からない話)
そして私は、TOEIC対策講師の集まる集いとかに行ってみたわけですが、びっくりっすよ。「えっ?」「お金払いたくない」(なんて失礼な・・・)
でも、それが良かったのです。全く空気読まずに真っ白な気持ちでTOEIC講師達を見たので「勝てるな」と思ったのです。
失礼極まりないですが、申し訳ないですが、悪気はないんですが、「こういうもんだ」になってしまっているので、「こういうもの」しか出来ない。一旦「こういうもの」になってしまったら、集って研究会とかしても改善なんてできないんですよ。
そこがチャンスですので、得意だけど新参者、得意だけど業界的な空気は読めない分野で起業して、空気読まずにやっていけば、誰も気が付いてないこと、やっていないことなんていっぱいあるのでは?と思います。
外部の第三者の客観的な視点って必要ですけど、起業初期は自分がそれです。何も知らないことがが「こういうもんだ」になっている人達に対して圧倒的な強みなんだから、空気読んで人脈を広げるんじゃなくて、追い出されない程度に空気を読んでるふりをして、全然違う方向に走っていくのです。
コメント