司法書士の矢田真生子です。司法書士になる前から、渋谷で英語のスクールを経営しています。
小さな商売は、目新しいことではなく普通のモノとかサービスを、商品の質に持てる力を集中させて、宣伝広告費をかけずに買っていただき、常連さんと仲良く、働き過ぎず、余った時間でバイトするんじゃなくて、余力の範囲で未来のために種まきを続ける、そんな感じです。平和です。
今の渋谷の開発を見ていると、真逆だなあ・・・と思い、心臓がドキドキします。いい意味のドキドキじゃない。なんか不安だ。
新しい商業ビルの飲食店、美味しくないです。中途半端に高いです。手が出ないような価格設定にはしていない。でも、その価格にしては量が少なく、美味しくない。
商品の質に集中していない。
商品の質がいかに大事か、反面教師にはなるけど・・・。
食べ物だったら、店のコンセプトとか、支払いシステムの未来感(現金受け付けないとか)とか、そういうことじゃなくて、「味」に集中してほしい。
ところで昨日、自由が丘に行って鰻を食べたのですが、昼も夜も鰻丼が1,700円でした。程よくお客さんが並んでいて、程よく平和な活気があり、その光景で幸せな気持ちになれました。ちゃんと、店先で焼いてくれているし、従業員も多い。渋谷の商業施設はギリギリの人数で回しているので、スタッフ大丈夫か?と、ドキドキします。価格も、渋谷だったら昼5,000円で夜は10,000円になりそうだ。しかも渋谷だったら店先で焼いていない。キッチンがあるのか?っていう構造。
開発しないほうが、旨くて安いじゃないか!
経済が~!とか言い出す人もいますが、店だって開発なんかしてもらわないほうが儲かるよ!
開発なんてデベロッパーが一瞬儲かるだけだろがあ。
私も、出来るだけ長く、雑居ビルでの営業を続けたいです。大型商業ビルは、家賃高い、光熱費高い、自由度低い、看板出せない、最悪です。
とにかく、要らんことをしないで持てる力は商品の質への一点集中、これは本当にお客様の満足度に直結ですよ。安くて美味しい鰻の満足度は高いです。
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