司法書士の矢田真生子です。司法書士になる前から、渋谷で英語のスクールを経営しています。
小さな商売は広告費ゼロを目指しましょう。何が良いって、売上がそれほど必要なくなるのです。少ない売上で生きていけると、とても楽です。小さな商売は楽に続けられなくちゃ。
でも、起業したばかりの店や会社にお客様が来てくれるはずもないので、「今すぐ客」を集めるために、広告を打ってしまうことはあるでしょう。
それを続けていても、いつまでも広告の力でお客様が来てくれているだけで、真の実力はつきません。それに、広告費を払うために働き続けるようなものになってしまい、馬鹿馬鹿しいです。
広告は打ち上げ花火みたいなものですから、後に何も残りません。例えばその月に100万円かけました。特に反応ありませんでした。終わり・・・。
でも、なんでもいいですけど、広告以外の集客努力、例えばホームページのSEO対策を頑張ったとしましょう。今月頑張ったけど、特に効果はありませんでした。翌月にじわじわ検索順位が上がっていました。でも翌々月にまた下がりました。なんだかんだとあるうちに、一年後にホームページからのお問合せが来るようになりました。というふうに、今の努力が残り、後から効果がじわっと出てきます。努力は「残る」ことにだけ投下しよう。広告は何も残りません。
例えば口コミ。一生懸命お客様に喜んでいただこうと、商品の質に一点集中して頑張りました。喜んだお客様が職場の方に話しました。聞いた人の中から、1人「行ってみよっかな」と来てくださいました。
このように、広告以外の方法は、とってもゆっくり、じんわり、人が来てくださいます。
広告を断つと決めて、しばらくはお客様ゼロになるでしょう。電話が鳴らない、メールも来ない、辛く苦しく不安な日々になるでしょう。
私は広告をやめる時「数カ月は空家賃を払う」と決め、「お客様が来なくてもいい」と周囲に宣言しました。
割と強く決心しないと、何かを絶つことは出来ないです。
広告をやめ、副産物も得ることができました。
自分が広告を打たなくなると、テレビのCMや電車の中の広告を見るのが気持ち悪くなりました。もう受け付けません・・・やめて・・・、って感じ。それから、広告に見せないように仕組まれた広告も、気持ち悪くなりました。
これは大きな副産物です。広告は、打たないし見ない。広告とは別世界で生きる。別世界に入ると、今まで気が付かなかったことが目に入り、そうすると、ますます小さな商売が得意になります。
広告断ち、これがほんとの身を切る改革、痛みを伴う改革だ。決心して、覚悟して、絶ちましょう。
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