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起業について 61 「今すぐ客と今すぐ業者」

司法書士矢田真生子のお役立ちコラム コラム

司法書士の矢田真生子です。司法書士になる前から、渋谷で英語のスクールを経営しています。

広告断ちをしよう」と昨日書きました。

起業してすぐは広告に頼るのも仕方ないです。まだ何も育っていないので、自然な集客は無理だし、それでもお客様に来ていただかないことにはテナント料が払えなかったり、商売が続けられない。

ただ、広告が集めるのを得意とするのは、「今すぐ客」なのです。「今すぐ客」とは、目に入った広告を見て、クリックして、来てくださるお客様です。急いでいるのです。今金がない!借りられるとこはどこだ?とか、今鍵なくした!開けてくれる業者どこだ?とか。まあそんな感じの急に困って急に来てくださるお客様、「今すぐ客」と言います。

でも考えてみると、「今すぐ客」頼みの自分だって「今すぐ業者」なんですよ。今月の支払いのためにお客様が必要だとか。

今すぐの人と今すぐの人が出会って、いいことがあるだろうか?

ないんです!

急いでいる人に決断させる業者、悪そうだし、急いで何か買ったり申し込んだりする人、選択の失敗をしてそうだし。

なんかトラブルになりそう・・・。

大慌ての人同士が出会って、お互い真っ当な判断できなさそうじゃないですか。

金がかかるという理由だけじゃなくて、ありとあらゆる意味で広告は良くないのです。

集客は「ゆっくり」です。「ゆっくり」効果の出る、もしくは出ないかもしれない、不確実な種を、コツコツ撒く。どれかが育てばいいし、結果どこに撒いた種が育ったのかなんて分からなくてもいい。

広告より、ずっと楽しいです。

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