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起業について 66 「価値をいちいち金に換えると目減りする、そのままスライド」

司法書士矢田真生子のお役立ちコラム コラム

司法書士の矢田真生子です。司法書士になる前から、渋谷で英語のスクールを経営しています。

小さな商売は大きな資金がありません。だから、天然資源を活用します。今、目の前に、そこにあるもの。

私は小さな商売をやっているのに、電話をかけてきたり押しかけてくるコンサル的な人達は、「金をかけて集客して、金をかけて見せ方を作って、金をかけて従業員を集めて」と、何でも金で解決ばっかりやなあと、思っていました。

人の流れとか、人の興味とか、人の熱意とか、今そこにあるもので、商売ってほとんど回ってるんですよ。金の力は1割ぐらいです。

それから、金っていうのは分けることが可能なので「平等」が可能です。が、分けて「平等」にしようとすればするほど、みんなで貧しくなっていきます。だから、なんでも金に換えず、できるだけ「物々交換」「サービス交換」をしをするのです。無税だしね。

家族で商売をするなら、俺のほうが働きすぎや、私のほうが働きすぎや、と喧嘩しない。

過ぎた分を金で調整しようとしない。

いつか返ってくるわな~と呑気でいられる人間関係、これがまたすごい、既にそこにある天然資源です。

お客様との関係も、実はお代を支払っていただいているだけじゃなくて、色々と交換しているのです。お友達紹介なんてその代表例。結構大きなエネルギーの交換が行われています。

そのエネルギーを、そのまんま、そのまんまスライドさせましょう。お客様からいただいたお代を広告に換えて、それをもって集客に換えて、それをもってお客様に来ていただき、またお代をいただき、それをもって・・・なんてやっていると、いちいち業者と国(税)に中抜きされるし、たとえ中抜きがなくったってエネルギーの分量は減ります。ダイレクトにスライドが、一番そのまんま、運べるのです。

この感覚、小さな商売には必要ですよ。

小さな商売が全てを金で解決しようとすると、あっという間に金なんて尽きますので、今あるものを最大限に活用し、できるだけ金で解決しないよう、今この時点で平等じゃなくても「ま、いっか」と思える人間関係。つまり「返す」し「返ってくる」という人間関係の構築が、とっても大事なのです。だから、コンサル的なものになんて、絶対に巻き込まれてはいけません!あいつら。

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