司法書士の矢田真生子です。司法書士になる前から、渋谷で英語のスクールを経営しています。
小さな商売、商品が大事です。商品力が命。商品力に一点集中します。そして、お客様が大事です。商品とお客様、それ以外に何かある?ってぐらいの話です。
商売人はお客様を選んでいます。お客様が商売を選んでいるわけではない。それは小さな商売以外でも、むしろ大企業やテック企業なんかは、もっとそうでしょうね。
でも、大企業やテック企業は「良いお客様」を選んでいるのではなく、「操れる」お客様をわざわざ作って、売っています。作られちゃダメよ。だから「消費者」になっては絶対にダメ。(ちょっと話がそれました。)
小さな商売は、お客様を作ることは出来ません。操ることも出来ません。今そこにいる、元々いる、お客様に来ていただきます。
悪い人も来ます。来たら全力で阻止しなければ、良い人が逃げてしまいます。
悪い人が来ないようにするには、常に自分の思想とか意見を持って、それを発信して、オーラを出すことですが、最初からそうはいきません。最初は、「来たら追い出す」の繰り返し。そして段々と、予防できるようになっていきます。
でも、思い返してみても、全力で追い出した記憶は3回程度です。
一人は、ニコニコと機嫌よく授業を受けた後に、「レベルが合わなくて意味がなかった」と悲しそうに言うので、あまりにかわいそうになり、「では今回はミスマッチだったので、受けた分は返金しますね。」と言うと納得されました。ところが、返金先の口座を聞いたりしているうちに、突然キレて、怒鳴り始め、「じゃ、返金しません」というと消費者センターに相談に行き、センターから私に電話がかかってきましたが、「あとちょっとで返金するところで、こちらは返金する気まんまんだったのに、突然怒鳴られ、もう返す気はありません。元々そういうつもりで来たのでしょう。」と、ビシっと言って、終わり。
二人目は、普通にお申込みがあり、普通に授業にいらっしゃり、授業の途中で突然キレたので、他の生徒さんに迷惑になると思い外へ連れ出しお話を聞くと、「元々お前に対してムカついていて、来て言ってやろうと思った。」みたいな感じでした。何をムカついたんだろう・・・?授業料はお返しして帰っていただきました。
三人目は、結構長いお付き合いで、数年間に渡り時々いらっしゃっていました。来ては「やっぱりもう勉強無理」みたいになり、挫折し、終わる、の繰り返し。まあ、それは良いのです。人にはペースがありますし、挫折したって一年後にまたやる気になれば、また挫折するかもしれなくても、再起するのは良いことですよ。
しかし、問題は、相談が長い!です。相談して相談して相談して、この授業なら、このプランなら行けそうですよね、という学習プランを考え、そして一度始めてみると、いきなり一度目で「私、もう無理・・・」となる。しばらくして、また相談から始めたいと来る。どうせ一度目で終わるのに・・・。
こっちは相談に何時間かけたんじゃあ!!それ永遠に繰り返してたらあんたの相談で私の人生終わるわあ!!!
とうい感じです。
たった3人。
幸いなことに、全般的にお客様に恵まれてやって来れました。有難い。
ちゃんと、お断りして、ちゃんと自分の意見を持つことです。
自営業者って意見が強いです。強くないと、やってけない。その意見が気に食わないと、わざわざ申し込んで客として文句言いにやってくる人もたまにいますが、ご苦労様なこったです。
意見がバリア。そして、「これは我慢の限界」「他のお客様に迷惑だ」となったら、即お帰りいただくことです。
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