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起業について 70 「小さな商売を続けるのは抵抗だ」

司法書士矢田真生子のお役立ちコラム コラム

司法書士の矢田真生子です。司法書士になる前から、渋谷で英語のスクールを経営しています。

ここ10年ほど渋谷に住んでいます。近所にお友達も出来ました。

先日、近所のお友達たちとランチをしていた時に渋谷の開発の話題が出て(ランチ以外でもしょっちゅう出る話題)、全員満場一致で「私はこれは失敗だと思っている。」でした。

まあ、近所の人で「これは成功だ」とか「ワクワクする」とか、言っているのを、一度も、一切、一人も、聞いたことがありませんので、いつもの話題でいつもの展開です。

「開発業者はアホなのか?」という話になり、そして、話題は次へと流れ・・・
というのが井戸端会議の定番ですが、その時私は「あれ?」と思いました。

「本当にアホなのか?」

そんなはずないよね。東京中、あっちもこっちも同じような開発をして、何の魅力もない無個性な街を作って、それが「アホだから」なのか?

わざとだ!

わざとですよ。無個性になりたがっているんですよ。

自分が無個性になりたいなら勝手にどうぞ、ですけど、全員無個性に引きずり込みたがっているので、我々は抵抗しなくちゃなりません。

無個性なビルの中で、仕切られた区画の中で、決められた営業時間と定休日を守って、看板や装飾には規定があって、契約業者にしか発注できなくて、毎日が新規開拓、常連なし、そんな商売やりたいか?

そんな商売苦しいだけで、全然楽しくありません。

そこに引きずり込まれずに、小さな商売を守ることは、とても大切な抵抗活動だ!と思いましたので、私も頑張ってスクール業を守り続けていこう!と、決心を新たにしました。スクール業と事務所の兼業、どっちも頑張ろう。

そんな無個性に巻き込まれてしまうと、誰が得するかって、巨大IT企業です。あとは奴隷。既に奴隷になった人達が「お前も奴隷になれ」って、引っ張ってきてるというのが、この開発の正体ではないか!という気がし、やめてよねって感じです。

小さな商売を続けられる才覚は、これからめっちゃくちゃ大事だと、私は思います。

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