司法書士の矢田真生子です。司法書士になる前から、渋谷で英語のスクールを経営しています。
人手不足が叫ばれています。食糧不足とか人手不足の解決策は、「効率」だとか言う前に、「みんなが作る人になる」じゃないでしょうか。
なのに、やたらとみんなが「売る」人になりたがるのです。販売員じゃないですよ。販売員はどちらかというと「作る」に属すると思います。
どうも、「売れる仕組み」とか「販売手法」とか「顧客心理」とか、要は、現場で汗水たらして作って売るんじゃなくて、「脳」(あるのか?)を使って働きたがる人が多い。
今足りないのは、学校の先生、ケア職、食べ物を作る人、窓口で実際に対応する人、そういう人でしょう。
足りないのに、なぜ「繋ぐ」だとか、「売る」とか、先走るんだ?
どんなに繋ぎたがっても、繋ぐモノが不足してんだっていうの!
具がないのに、繋ぎのパン粉ばっか増えてる世の中。具を作れ!
なぜ、パン粉なんかになりたがるのか?
その答は簡単で、「作る」よりも「仕組み」とか言っているほうが楽で儲かりそうだからでしょう。
コンサル的なしつこく無礼な営業電話、頼んでもないのに勝手にやってくる営業、そういうムカつく人達が全員「作る」に回ればいいのにな。
「ホームページ見ました。綺麗に作っていますね。でも、すぐに離脱されるでしょう。そこで我々が、どうのこうの・・・」、「我々が渋谷で英語の学校を探している生徒さんと、学校さんを繋げるどうのこうの・・・」、「我々が相続でお困りの方と士業の方を繋げるどうのこうの・・・」、などなど。やたらと「繋げ」たがります。
だから、繋ぎのパン粉は要らん。
「人材の流動性」だとか「解雇規制」とか言う前に、このあまりにアホな現状をなんとかせえよ!と、思います。
作る人、生産者にならなくちゃいけませんよ。塾業界に興味があるのなら、講師になったり、個人的な街塾を始めたり、しましょう。それで食っていけなくちゃいけない。それで食っていけなかったら、国や行政に文句を言う!間違っても、「教育コンサル」とか、わけのわからん肩書を名乗って、わけのわからん事業を始めるんじゃない!!
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